運営団体

代表挨拶

UTSummerは、全国30名の高校生を対象に、4日間のサマーキャンプを作る学生団体です。これまで高校生モニターを招いてのパイロット事業やプレイベントを開催してきましたが、今年の夏、ようやく一般参加者を対象にサマーキャンプを開催する運びとなりました。
昨年2月の団体立ち上げ時から、運営メンバーの共通の目標となっていたのは、高校時代の自分(たち)が行きたかったようなサマーキャンプを作ること、でした。学校とは少し違う、自分のキャラやポジションといった色眼鏡を介さずに、そのままの自分を見てもらえる場所。そして何より、本音をぶつけられて、それをしっかりと受け止めてもらえる場所を作りたいというのが、団体設立の思いです。
初めは自分たちの個人的な思いでしたが、企画が育っていくにつれ、また、大学生からの共感や、現場の先生方のご理解、そしてプレイベントで出会った高校生たちのいきいきとした目を見るうちに、自分(たち)が必要としていたものは、多くの高校生にも実際に求められていたのだと、確信を持つに至りました。募集開始を目前に控え、檜原村の会場に参加者を迎えられることが楽しみでなりません。
UTSummer Hinoharaは参加者とともに作り上げる4日間です。参加者のみなさんと、記憶に残る4日間を過ごせることを祈っています。

アドバイザーからの言葉

学校というのは不自由なところだ。同じ空間、同じ時間の中に置かれ、一律に与えられるものを飲み込み、消化しないといけない。そんなところに自分を閉じ込めておく必要なんて、これっぽっちもない。学びの場は、もっと別のところ、外の、もっと広いところにあっていい――学生団体UTSummerは、そんな気持ちを共有する高校生たちと共に語らい、共に考え、共に学びあう場を作ろうとしている。学生だからこそ、ついこの間まで高校にいた彼らだからこそもっている思い、悩み、願いがある。彼らだからこそ、高校生と共に開くことのできる可能性がある。だから私は見守り、応援する。そして見届けよう。今年の夏、彼らが何をするのか、楽しみにしている。

 

運営理念

学校で話せないことも、サマーキャンプで。UTSummerでは、参加者が日常のキャラやポジションから自由に、教室の中では話しづらいこともぶつけ合える場所となるために、様々な工夫を凝らしています。

UTSummer は、東京大学「共生のための国際哲学研究センター」(UTCP)の後援を受けた、東京大学の学生団体です。「哲学対話」実践の運動に共鳴しつつ、より広い意味での対話の場作りを目指しています。

本団体の活動趣旨にご賛同いただき、電通育英会・子どもゆめ基金からの助成が決定しています。参加費を最低限(1万5千円)に抑えた上、地方在住の参加者には東京都までの交通費補助として一定額を支給します。

設立背景

高校生がよく聞かれる「将来の夢」。そこから逆算しての、志望校選択。正直、よく分からないというのが本音ではないでしょうか。
将来何をしたいのかを考える前に、いま、自分は何がしたいのか。落ち着いて考えるためには、足がかりとしての自己分析が欠かせません。UTSummer Hinoharaは高校生の自分探しの後押しとなるべく、契機としての対話の機会を提供します。相手の立場や考え方が自分とは異なることを前提とした上で、誠実に自分の考えを伝え、相手の考えを受け止める、協同的な対話の実践。ファシリテーション経験を積んだ大学生チューターの下、哲学対話やグループ・エンカウンターなどの事例を参考に構成された4日間対話のプロセスを通じて、差異の発見や互いへの問いかけを軸とした自己分析・自己発見を促進します。ひとりでは見えないことも、誰かと考えているうちに見えることがある。日常の中の会話とは少し違った、真面目で、等身大の語りの場となることを目指します。